今週16日(月)から平成26年分・所得税及び復興特別所得税の確定申告が始まりました。
この時期税理士は、”税務支援”といって所属する各支部が税務署と協力して実施する無料税務相談に従事することが義務付けられていて、今週私も1日参加してきました。
私は昨年税理士登録を行ったので今回初めての参加でしたが、まず驚いたのは相談に来られている方の数。
申告受付期間が始まって直ぐということも勿論あると思いますが、朝9時30分から始まる会場には9時前から既に列が出来ており、終了する16時30分までにその日は400人以上の方が相談に来られました。
会計士時代や前職のお客様は基本的に企業、日々お会いする方も役員や経理・財務部門の職員の方などある程度決まっていましたから、今回の様に1日に1対1で初めてお会いする方と何十人も相対するのは初めての経験で私にとってはとても新鮮でした。相談に来られた方の約半分は主に年金所得者の方でしたが、同じ年金所得者であっても当然皆さん家庭環境や所得状況は異なりますので、一人ひとりの状況を伺いながら必要な対応をさせていただきました。
最近は決まったお客様や関係者とメール等のやり取りで済ませることが多いですが、今回の経験で改めてお客様と直接お会いしてお話を聞くことの大事さを再認識したような気がします。
尚、平成23年分からその年の公的年金等の収入金額が400万円以下でその他の所得金額が20万円以下の人は、医療費控除や寄付金控除などがあって源泉徴収税額の還付を受ける場合を除いて、所得税及び復興特別所得税の申告は不要になっていますのでご注意下さい(その場合でも住民税の申告は必要になる場合があります)。